江戸の春画―それはポルノだったのか (新書y)
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今に受け継ぐ江戸性文化 |
白黒写真ながら多くの浮世絵を掲載しての江戸性文化の解説書。
春画の世界は奥が深く、入門書としては合格点だと思う。さらりと読めるのがいい。
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少し残念です。 |
この本は、江戸期の春画について、その図像から読み取れるもの、江戸期の性風俗について、とても、わかりやすく語ってくれています。
ちなみに、この本の作者のスタンスは、春画に対し、「いたずらに性欲を興奮または刺激せしめ・・・」という一部の偏見に対し、「江戸人はそんなに野暮じゃねえ」という感じで、反論したいとしているあたりでしょうか。こういうスタンス、はっきり言って好きです。
ただ、春画に対して、『エクスタシーの瞬間へのこだわり』『なぜ乳房に無関心なのか?』等の視点はとても面白いのですが、今ひとつ、それに対する解答が曖昧なのが少し残念です。
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笑いたければ春画を開いてみましょう。 |
江戸時代の春画を「図像学」と「性風俗」からの二部構成で解説されてます。「春画」はポルノグラフィか?芸術か猥褻か?という問いは、確かに不毛です。見る側(読む側)の心持ち次第で、いかようにも解釈できるそのふところの深さをおもしろがる態度ひとつでよろしんじゃないかと思います。玉石混淆があまたある春画を一言以てこれをおおうみたいなことは、それら春画を見ていたら、多分に口にせぬことだと思います。ただただ、歌麿や春信の「春画」に描き込まれた圧倒的な情報量にめまいを覚えながら感心するばかりです。

